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help リーダーに追加 RSS 教室に笑顔、校長苦笑い?関西の小学校に「お笑い係」

<<   作成日時 : 2008/07/05 15:51   >>

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 保健係、図書係、新聞係、図工係、体育係……そしてお笑い係。小学校の係活動に、クラスを明るくするため芸をみせる係があらわれた。

 兵庫県芦屋市の市立宮川小学校の6年生にはお笑い係がある。昨春、あるクラスが学級会で係を決める際、「みんなを笑わせるお笑い係を作りたい」と立候補する子たちがいた。「おもしろい」と担任の先生たちものり、ことしは学年の全3クラスに広がった。1組は爆笑係と名乗る。

 一日の終わりの会やお楽しみ会で芸を披露するのが「仕事」だ。2組のお笑い係は男子4人。例えばこんなやりとりをする。「先生に問題です。リンゴが10個あります。ネコが1個くわえました。残りはいくつですか」「9個やろ」「ブブー。加えたから11個です」「こらあー。もうええわ」

 係の一人、村上裕亮さん(12)は「クラスがどんよりしたとき、みんなのストレスを解消して空気を変える使命がある」と元気いっぱいだ。

 そもそも関西各地の小学校で、全校集会やクラスのお楽しみ会で漫才やコントを披露することはある。あえて「係」にした理由を3組の担任、俵原正仁教諭(45)は「お笑いは特別な場面だけでなく、日常にあるもの。創意工夫の精神が磨かれるのは新聞係などと同じ」と説明する。

 3組の5人は授業中も活躍する。1学期のある日の社会科で、渡来人がもたらした文化を勉強していると、「トラーイ人。トラーイ、トラーイ」と中村優真さん(11)、山崎奨也さん(11)が教室の前に飛びだした。腰に手をあて、スキップしながら「トライ、トライ」と「トララライ体操」を始めた。コンビ名は「中崎マーケット」。お笑いコンビ「藤崎マーケット」をもじった。テストで「渡来人」はクラスみな正解できたという。

 俵原教諭が「笑育」と称して教育雑誌に紹介したこともあり、小学校の先生が鳥取や群馬から視察に来た。6月に訪れた群馬県藤岡市の大谷雅昭教諭(48)は「子どもが授業にひきつけられている。先生と子どもの駆け引きや間のとり方はさすが。関西の風を関東に広めたい」。

 京都市中京区の市立御所南小学校も4年と5年にお笑い係がある。4年1組の男子4人は「落ちこんだ日もぼくらの芸でぱあーっと明るくなって」と、終わりの会でコントを披露する。

 担任の鈴木登美代教諭は「朗らかな気持ちで学校から帰れるからいいですね。終わりの会がなかなか終わらないのは困りますが」と笑う。

 「なんちゅう学校やねん!」と笑うのは、子育てコンサルタントで日本笑い学会の原坂一郎理事(51)。「そんな係の存在を認める先生はすごい。担任は照れ笑い、校長先生は苦笑いですか?」

 文部科学省の教育課程の担当者は「お笑い係は聞いたことがない。関西の風土がにじみ出ているというか」と話す。

 大阪在住の小学4年、2年の兄弟お笑いコンビ「まえだまえだ」の前田航基さん(9)は「先生やお父さんお母さんの、あるあるネタがウケる」。弟の旺志郎さん(7)は「芸人のギャグをもっとおもしろくしてみて」とアドバイスを送る。

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