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help リーダーに追加 RSS 中高生が「数学バトル」

<<   作成日時 : 2008/10/30 13:15   >>

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 思考や作問の力競う全国大会

 全国の数学自慢の中学、高校生チームが数学力や、創作した問題の優劣を競い合う第1回全国数学選手権大会「数学バトル」が先月、東京・有明で開かれた。

 大会は実用数学技能検定「数検」を実施している数検財団(本部・東京)が、「数検」の20周年記念事業として開催した。

 1チームは3〜5人で、全国から21校24チームが参加。3回の予選で様々な数学問題に挑戦した。ユニークなのは、難易度が高くなる2次、3次予選では、どんな数学の参考書を使っても良いことだ。これは数学の公式や解法をいくつ知っているかではなく、数学的なものの考え方ができるかどうかを見るため。問題は高校レベルの知識で解けるが、参考書を見るだけでは解答できない。

 決勝戦は、6チームが問題創作に取り組んだ。審査員が発想の美しさや問題や解答の合理性などを評価して、優勝校を決めた。

 課題は二つの円を使った問題を作ること。各チームは「円の大きさを変えよう」「空間を移動させると面白い」など、様々なアイデアをひねった。しかし、50分の制限時間内に問題を作り、正解まで出すのは難しく、解答を最後まで書ききれないチームもあった。

 優勝は、作問の良さが光った愛知県立時習館高校が選ばれた。同じ大きさの二つの円があり、一つの円を平面上の円に垂直に内接するように移動させた時、平面より下にできる立体の体積を求める問題を作った。答えは一見、半球に見えるが、実際には違うところがポイントだった。キャプテンの鈴川晋矢君は「他のチームも強かったが、みんなの力が集まって、奇跡が起きた」と喜びいっぱいだった。

 審査員の根上生也・横浜国立大教授は「素朴な設定だが、高校生の知識でぎりぎり解ける良い問題。正解が半球かどうかという疑問を誘発し、多くの人たちの興味を引いた」と評価した。

 一方、磯祐介・京都大教授からは「大学入試をアレンジしたような創作問題が多かったのは残念。もっと自由に考えてほしい。ものをよく考えて、他人が到達できない深い所に達するのが本当の独創性」と辛口の意見も出た。

 大会は来年8月にも開かれる予定だ。

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